モノへの執着

にちじょう
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ヨッシーです。

最近実感したことがあるので書こうと思います。

昔かった高価なものへの執着がなくなってきました。
そして、全体的にモノへの執着が少し和らいだと実感しています。
必要な機能を満たせれば何でもいいやと思うようになってきました。

僕は仕事で管理職になって責任が一層増えた10年くらい前から
機械式時計をいくつも買うようになったんです。
通算6本、700万使いました。
今思うと平均1本100万以上とは恐ろしいです。

会社の先輩もたくさんいいのを持ってましたし、
「仕事ができる男!」みたいな感じでかっこいいなと思って、買うようになりました。

  • 社会人なら1本くらいいいのを持っておいてもいい
  • 仕事できる感があってステータスになる
  • 他人と違うものを持っている優越感
  • 資産価値もある(買ったものが倍以上で売れるものもあります)

という考えで、中には長期のショッピングローンで買ったものもあります。

機械式時計がめちゃくちゃ好きで時計の内部の機構だとか
素材とかのこだわりがあるわけではなく、趣味的要素はほぼないです。

かといって投資目的や資産価値目的が強かったわけでもありません。

仕事でたまったストレスを高価な買い物で満たそうとしていて、
頑張った自分これから頑張ってもらう自分
モチベーションを上げるためのご褒美として、
人より優れているものをもちたかったからなんです。

でもここ最近、仕事と家族以外でのサードプレイスのコミュニティで
自分の内面やwellbeingのことをよく考えるようになってから、
だんだん、こういう高価なものをたくさん持っている意味が
自分の中で大きな存在ではなくなってきたんです。

これまでのご褒美はだったんだなとふと思えたんです。
素の自分を隠して強く見せるための鎧だったなと。

表面的にはご褒美といいながらも本音では、
「今の自分では足りない、もっと良くしなきゃ」
が無意識領域で発動していて、
他人と比較しまくって
ありのままの自分に自信が持てていなかったからだと思います。

忙しくて、時間がなく、お金を使う先があまりなかった
というのも事実ですが、無意識のうちに鎧を着て戦うため
もっといい鎧人とは違った鎧という
比較の上での理想を求めつづけていたんだと思います。

これを最近言葉でとらえ、つかまえることが出来ました。
意識の上に上がりました。

サードプレイスのコミュニティで自分への理解を進めるプロセスの中で、
だんだん「この自分でいいんだ」自分で自分にOKを出せるように
なってから自然とフィードバックが起こったんです。

実は新しい時計を買う時、ワクワクする気持ちと同じくらい、
罪悪感がありました
家族に対して、沢山お金を使ってしまっていて申し訳ないという罪悪感と、
自分に対しても、「これ普通じゃないよな」と思っていたんです。

この罪悪感の正体が分かった気がします。
「素の自分を自分が認めてなかったことでした。
だからよりよい鎧、人とは違う鎧でありのままの自信がない自分に蓋をして隠し、頑丈です感をアピールしていたんです。


別のブログでも書いたんですが、
僕はこの半年で、会社と家庭以外の様々なコミュニティに参加して
自分という人間を理解することをやってきました。

いい面も悪い面も恥ずかしい面も。
そのブログはこちら。

それで素の自分に自信が持てるようになった結果だと思っています。

同じような感覚がある方は、日々の仕事や生活に疲れ切っていて、
素の自分のパワーを消耗していると思います。
そしてそれを満たすために鎧を着るという行動をしている可能性があります。

そんな人は思い切って、人間関係に変化を作ってみることをお勧めします。

人間関係を変えると言っても、
仲良くしている人との縁を切るとかそういうことではなく、
仕事と家族以外の場所(サードプレイス)でいまのモヤモヤを
本音で話せる人との関係を作って人間関係に変化を出すということです。

その時間を創ると自然となくなる今までの人間関係や時間も出てくるかもしれません。
例えば僕の場合は気分が進まない飲み会に顔出しに行く時間とか、
今まで付き合いでやっていたことなどは自然となくなりました。

自分を理解するのは一人でもいいのではと思うかもしれませんが、
「自分のことは自分が一番よく知っている」は、初めからは出来ません。
とても難しいです。
はじめは、自分のことは実は自分が一番よくわかっていません。
向き合った当初は、自分のことを知るには他人の力が必要です。
他人との対話の中で自分を見つけて理解していくんです。

はじめは他人の意見に痛みを伴う可能性もあります。
自分はどう見られているかを知ることになるからです。
いい面もあれば、恥ずかしい面、つらいこともあるかもしれません。
でも、その上で少しづつ自分が見つかっていき、自分を理解できていきます。
これが、多様性を受け入れるということであり、
ありのままの自分への自信につながる道となります。

何でも人を頼るみんなでやるチームでやるといいますが、
自分の探究もチームでやることをお勧めします。
自分をさらけ出せるチームがないと絶対自分は見つかりません

だから、悩んでいる方はその悩みをシェアしているコミュニティを探してみてください。
僕も紹介できますのでどうしても見つからない方はコメントください。

少し話が脱線してしまいましたが、
僕が時計を通して見ていたのはイマココのトキじゃなくて、
「人に舵を任せていた時間」
「失われていく”自分の航海”の時間」
だったと思います。

自分にプレゼントしていたご褒美は
自信がないありのままの自分を守る鎧でした。

自信がない自分を守る鎧で身を固め、
他人の船でかじ取りをして自分の航海の時間を失っていました。
そのご褒美の鎧は皮肉にもトキを刻む時計でした。

言葉でとらえ、意識の上に挙げれたのでこの後は掴んで放せると思います。
これからは多少はありにしても、極端な爆買いはなくなると思いますwww。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
記事を読んでキレた方が、今日一日を少しでも前向きに過ごせることを願ってます。

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