はじめまして。
まじめないきもの研究所 所長
の よっしーといいます。
1983年生まれ愛知県在住、
”人生の正午”真っ只中です。
生きづらさ、働きづらさ、周りとの違いを感じるようになった36歳
僕は36歳の時、
仕事で関わっていた
プロジェクトがひと段落した時、
バーンアウト状態(燃え尽き症候群)になり、
仕事に全く打ち込めない状態になりました。
毎日仕事に身が入らず、
前向きに考えれない、
人の目が気になり、
仕事に集中できず
将来に対する不安が止まらない状態
になりました。
高価なものを買ったり、
お酒を飲んで
紛らわそうとしても満たされず、
他人の目、意見が気になり、
承認欲求に駆られて
恐々として過ごしました。
そして、極度な不安や恐怖心にさいなまれ、
メンタル面でも不調になってました。
それを職場環境のせいにして
転職を試みましたが
自分にも家族にも
折り合いがつく転職先は見つからず、
会社にとどまることを選択し、
また悪戦苦闘の日々を送っていました。
子供はまだ小さい
住宅ローンもある
給料を下げるわけにはいかない
これまでやってきた
プライドもあるし、
こんなことなかなか
相談できる人もいない
家族にも話せない
そんな自分が情けない。
特に日曜の夜は、
月曜からの仕事か怖くて落ち込む
サザエさん症候群に加え、
毎朝会社に行くのがとても辛く、
将来への不安を抱えたまま
身を引こうにも引けない状態で
悶々と考え続けていました。
休みの日も、家族や子供と遊んでいても
頭の中では仕事のことや将来の不安が
渦巻いていて
メンタルの調子が
すこぶる悪い状態が
全体で5、6年続きました。
あるセミナーへの参加が大きな変化につながった
そんな状態の中でも、なんとか
前向きに仕事と向き合いたくて
自分と向き合いたくて
本を読んだり、
出勤途中でオーディオブックを聴いたり
自己啓発セミナーへ参加したり、
オンラインでカウンセリングを受けたり
お酒をやめてみたり
ダイエットしてみたり
運動してみたり
昔好きだったギターを
再開してみたり、
行きたいと思った場所に
色々行ってみたり
自分探しのようなことも踏まえて
とにかく試せるものは
ありとあらゆるものを
試し尽くしました。
結構お金も使ったと思います。
セミナーや本で学んだ内容は
心理学や脳機能科学が多く、
HSP(繊細さん)、自己肯定感、
承認欲求、うつ病、適応障害などとの
向き合い方についてのものが多かったです。
そんな中、ヨガスタジオの
ヨガ講師が受ける研修を
受けれる機会があり、
勢いで申し込んだ
二泊三日の合宿型のセミナーで
この悶々とした気持ちに
終止符が打てるレベルの
激震が走りました。
セミナーは10万コースでしたが、
人生変えれるならと思って
申し込んだのを思い出します。
これまでは高額セミナーなどは
実費で受けたことがない僕にとっては
勇気ある決断だったと思います。
参加したセミナーでは
ヨガ哲学を元にした
考え方をベースに
現代人が抱える悩みの根本を
参加者どうしてワークをしながら
深め合うと言うものでした。
初対面の人たちがグループを組み
辛い過去や今の悩みを共有して
頑張ってきた自分を
受け入れていくと言うものでした。
そして参加者全員の前で
素の自分、特に弱い部分、
恥ずかしい部分を
さらけ出して告白(アウトプット)
しました。
人前で昔の恥ずかしい思い出や、
育ってきた環境や境遇をはなすのは
おとても勇気がいることが多かったですが、
社会人になって一番と言っていいくらい、
勇気を出したし、たくさん泣きました。
人前で弱みを曝け出して、
男なのに大泣きしてしまいました。
会社とかではつらくて涙出そうになっても
人前ではこらえることがほとんどでしたが
ここでは自然と溢れ出てしまった感じです。
悩みは違えど、同じように
人生変えようと思ってきている人たち
なので通ずるものがあったんだと思います。
そこで、
しばらくして気がついたんです。
僕がやってきたことはどれだけ努力して追いかけても届かない、自分の外にある「理想」を掴むための努力で、本当にしなければならないのは自分の内側にある本質・本音・感情・思考を「理解」する努力であったことに。
僕はどんな考え方をしているのか
僕は何が好きで何が嫌いなのか
僕は何が得意で何が苦手なのか
僕は何がしたくて何がしたくないのか
僕はどういう時に喜んだり楽しんで、どういう時に悲しんだり怒ったりするのか
漠然と未来に対しての不安に取りつかれていた毎日にわずかですがヒントのような光が差した気がしました。
そして、これまで、人から言われることをほとんど断らず、八方美人に振る舞い腹に溜まりにたまった本音を吐き出せてなかったな。と。
そしてそこからは努力の方向性を自分の内面の理解へ向けること、そして、出来るだけ本音を腹に溜めずにアウトプットしていこうと考えるようになりました。
そうして約半年が経過した時に気がついたことは、自分が苦しんできた性格や気質は「まじめ」というキーワードに包含されているなと思うようになったんです。
僕が思うまじめな人の特徴は大きく3つです。
- 完璧主義
- 本音を言わない(言えない)
- 自分を責め
3つについてこの約半年間で僕が気づいたまじめな人の特徴と僕なりの付き合い方を例にしてまとめたので書いていきます。
完璧主義
まず、完璧主義。自分では完璧主義と思っていなくても、物事に白黒つけたがります。
白か黒か決まってないと落ち着かないんです。あやふやじゃいやなんです。
だから自分がやることはキチッとします。
この特徴はやり方が大枠決まっているような仕事をきちっとやっていく上では非常にいいんですが、答えが決まっていないような厄介な課題に対面すると非常にもろいです。
過去の経験則からくる絶対的な方程式を持っていてそれを当てはめて解こうとするんですが、厄介な問題はこれでは解けず、モヤモヤしてしまうんです。
特に人間関係。
余白がない思考の習慣を持っているんです。
今のこのVUCAといわれる時代、不確かで厄介な問題だらけの中なのでこの考え方は手放したほうがいいです。
手放し方は白と黒の中間、グレーを許容する考え方を習慣化させていくことが大事です。
極端にどちらかに寄らず、折衷案で物事を解決してもいいんだと自分に許可を出してしていきます。
中途半端、半生、仮置きの思考を自分の中で大歓迎して習慣化していきます。
PDCAサイクルというのがありますが、Plan、Do、Check、Actionでいうところ、まじめな人はあーでもない、こーでもないとPlanに膨大な時間をかけます。かけすぎます。
Planそこそこに、半生でよいので、Doしていくことが大事なんですね。
そうすることで、白黒つけず、0,100ではなく、グレーを許容するグラデーション思考になり、徐々に完璧主義志向が手放せるようになってラクに考えれるようになります。
ようは「まあいいか」とわきに置き、開き直ることが出来るようになるわけです。
本音を言わない(言えない)
八方美人で周りに合わせます。
自分の意見を持っていても言えません。有言実行ではなく、無言実行ケースが多い。
だから、「ちゃっかりもの」といわれ、どんなに忙しくても自分の時間を犠牲にしてでも課題や宿題、他人から頼まれたことはちゃっかりこなします。
劇的に他人軸な思考な訳です。
これは「本当は自分はこう思っているんだけどな」、という想いに蓋をして、自分にうそをついて過ごすのでとても疲れます。
人前では100%の笑顔ですが、家に帰ってくると誰とも話したくないくらい疲れている状態が多いと思います。
この考え方との付き合い方は、とにかく小さなことでもアウトプットしていくことが大事だと思います。特に感情が動くことについて。
でも一度に溜まった感情を放出するのはおそらく、できないのでアウトプットを強制的にやれるようなセミナーに2,3回行って本音を他人にアウトプットしてみることをお勧めします。
これで1回掴むと日常生活に戻っても小さなことからアウトプットすることが大事なんだと腹落ちして、今まで言えていなかったことを恐る恐るですが言い始めるようになってきます。
日常に戻ると、1.の完璧思考が動き出して、アウトプットする前に「そんなこと言っていいのか?」「抜け目はないか?」といってくるんですが、そんな時こそ、グラデーション思考を思い出して、後先考えず、エイヤーでアウトプットしていくとよいです。
僕もブログやツイッターはアウトプットの練習にも使ってますので、小さなことから外に出していけるよう心がけるとこの特徴と付き合いやすくなります。
自分を責める
1.完璧主義と2.本音を言わないことによって引き起こされるのが自分への暴力です。
毎回ネガティブな出来事の行きつく先は、自分を責めです。
「自分が悪かった、自分に落ち度があったからだ、次からはこうしよう」と自分を自分で悪者にして無理やり納得します。
「できなかった」、「僕はできない」、「またやってしまった」
99個うまく行っていて1個でもうまくいかなかったことがあるとネガティブに引っ張られモヤモヤします。
ネガティブな自分責めループが始まるんです。
人間はネガティブバイアス(ネガティブなことに注目しやすい)がかかる仕組みがあるのでしょうがないのですが、ネガティブなことに注目しすぎると過度な自分責め(攻め)が起こり、とても危険です。
この自分責めループを抜けるには完璧思考のところで書いた、「グラデーションを受入れること」、「自分の本音や直感を大事にしてエイヤーでアウトプットすること」をやっていけば、自分を責める時間は減ってくると思います。
1つ1つが重いですが、ここまでが僕がみつけたまじめないきものの特徴です。
ただ、ここで書いたことをやるには、冒頭に書いた、自分への理解と一緒にやっていく必要があります。本音をアウトプットするにしても自分の本音ってなんだということを掴んでないと言えないですから。そして自分のことは実は自分は一番よくわからないんです。
ジョハリの窓で言うところの、自分はしらないけど、他人は知っているという盲点(スコトーマ)の部分を知っていく必要があるんです。
だから、実は自分一人ではできず、相手が必要なんですよね。
アウトプットするにも。
だからまずは上にも書きましたが、自分の本音をアウトプットするセミナーとかセッションとかに申し込んでみてください。結構ありますし、僕も対応できます。
そうすることで少しづつ、自分が分かってきて、頭で理解できれば、意識に上がり、意識に上がったことは帰れるんです。
問題解決力ではなく、問題発見の方です。
自分を苦しめている考え方の習慣は人との対話でしか自分にインプットされません。
受け入れることが難しく痛みを伴うインプットになることもありますが、輪郭は見えてくるはずです。
僕は現在自分自身が陥った経験をもとに自分のセルフコーチングと、同じようなまじめな人が人生100年時代に幸せに生きていけることを僕のエピソード2の人生としたいなと思い、コーチングをしています。
セミナーの紹介などもできますので気になる方はコメントいただければと思います。
最後に
これまでは社会の構造的に、先人たちが作ってくれて、決めてくれたことを従順にやるもしくは多少の改善をしていればよかったから、0、100、白黒で考えるまじめな人が大量生産されてきたんですが、これからはそうはいきません。
VUCAの時代といわれるように不確実極まりない時代にすでに入ってます。
そんな中の道しるべは上にも書きましたが、自分を理解していることです。
そこから自分の強みや得意なことを使ってサバイバルしていく時代です。
これまでの0,100思考ではなく、0→1を生み出す考え方が大事になってきます。
ルーチンではなく、クリエイションです。
今そんなまじめな生き方につらさを感じている方はいまこそ、仕事の仕方、考え方を変えるべき時だと思うんです。
ブログではそんな僕が暗闇の中でのわずかな光を掴んで以来、僕という人間と向き合い、探究してきて徐々に分かってきたことを少しづつ書いていこうと思います。
そして僕とこのブログを読んでくれた方が少しでも幸せな時間を過ごせ、前向きな気持ちが持続するよう願ってます。